29Nov
ビットコインの基本機能は、価値の保存、価値の尺度、価値の交換の媒体だが、主な使用用途は、国際送金、マイクロペイメント、寄付と言われていたのが、2014年である。2016年の日本はアルトコイントレードが、以前の用途よりも人気があると、twitterの言論空間から感じている。
国際送金については、過去何度かブログを書いたが、Ripple, Stellarは十分な流動性を確保出来ず、現実解まで至ってないのが現状である。すると、ビットコイン→ビットコインが最も単純で解りやすい解だが、法定通貨→ビットコイン→法定通貨や、ビットコイン→法定通貨をサービスとして提供する企業が複数以上ある。
具体例として、BtcBoxのフィリピン送金やBitPesaのアフリカ送金など。https://www.btcbox.co.jp/phpremit.html
先進国ではビットコインの流動性が増えてきたので、1億円程度ならばキャッシュアウト出来ると思うが、発展途上国では厳しいだろうと推測している。ビットコインの時価総額は現在、$12B程度だが、あと1-2桁増えると、利便性は更に高まると期待している。各国で法定通貨との流動性が高まる事が重要である。
マイクロペイメントについては、ChangeTipが便利だったが、サービス終了予定との事。一方で、同様のサービスを日向氏が立ち上げたので、これを利用するとマイクロペイメントを実感出来る。預け資産のやり取りだけでなくて、オフチェーンによるマイクロペイメントに取り組んでいるのが、TumbleBitやLightning Networkで、これらへの期待も高い。特に野心的なサービスがマイクロペイメントを利用するYoursであり、創業者の野心と能力に期待している。
寄付に関しては、wikipediaへの寄付が簡単なので、一度、経験される事を勧める。https://wikimediafoundation.org/wiki/Ways_to_Give#bitcoin
最後に重要なのが、価値の保存である。インドでビットコインの需要が高まっていて、他国よりも10%以上高値で売れている。今後、インドで、ビットコインの普及が進むか、一時的な流行に終わるのか、興味深い。ミラノでIITの准教授と会いまして、スライドを頂きました。https://speakerdeck.com/sarva/bitcoin
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