7Sep
現在、ビットコインのキラーアプリは、国際送金と寄付と言われてます。2015年1月に簡単なメモを書きましたが、前進見られるので、更新を書きます。http://www.digitalmoney.or.jp/2015/01/transmission-from-japan-to-asia/
国際送金の大きな市場は、中国、インド、メキシコ、フィリピンが上位4ヶ国です。https://www.rakuten-sec.co.jp/web/market/opinion/stock/global_investing/0075.html
暗号通貨を使う国際送金サービスは、私が知る限りでは、ビットコイン、リップル、ステラーが上位3つだと思いますが、見落としある可能性もあります。
- Bitcoin
まず、ビットコインですが、法定通貨→ビットコイン と ビットコイン→法定通貨を適当な2ヶ国でやればOKです。つまり、2ヶ国に銀行口座とビットコイン取引所を開設出来れば、ビットコインを媒介とする国際送金が可能です。
日本円はハードカレンシーなので、比較的有利な条件で外貨を買えるのですが、ローカルカレンシーで外貨を買う場合、USD経由の両替になるので、2度の両替による手数料とスプレッドが発生して、コスト高いです。理論上、USD経由よりもビットコイン経由が有利です。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%80%9A%E8%B2%A8
マニュアル作業で、法定通貨→ビットコイン→法定通貨は可能ですが、その自動化を進めた企業がメキシコにあります。現在、メキシコと中国、インドネシア、ブラジル、シンガポール間でビットコイン経由の国際送金サービスが商用です。Founder & CEOのGabrielと香港ビットコインカンファレンスでお会いして、本日、東京で再会しましたが、優秀な起業家と思います。https://mexbt.com/
RobocoinのATMを利用する国際送金サービスもあるとの事。つまり、RobocoinのATMに紙幣を入れて、受取側の電話番号を入れると、受取側はATM、その他で現地通貨を受取可能らしい。http://jp.techcrunch.com/2015/04/22/20150421robocoin-adds-a-way-to-send-cash-overseas/
遵法に関して、KYCは必要。資金移動業登録は現時点で不要と想像している(弁護士に確認ください)が、今後、規制が進むと思われる。http://www.nikkei.com/article/DGKKZO91407240V00C15A9TCJ000/
国際送金について、とても良い記事です。http://jp.techcrunch.com/2015/01/31/20150130the-bootstrappers-guide-to-bitcoin-remittances/
今後、mexbtを先頭に各国のビットコイン取引所同士の接続が進むと予想してます。
2. Ripple
リップルに関して、消費者を捨てて、大手金融機関向けサービスに特化しつつあると推測してます。Western Unionがリップルを検討中との記事を見た記憶もあって、要注目です。信頼出来るgatewayが2つあれば、国際送金に便利で、そんなgatewayが大手金融機関だと利用者は安心です。理想的なgatewayは中央銀行ですが、それは無さそうなので。https://letstalkbitcoin.com/blog/post/epicenter-bitcoin-92-stefan-thomas-understanding-ripple
3. Stellar
ステラーに関して、リップルが捨てつつある消費者向け市場を取りに行くと推測してます。成長市場であるアフリカ、東南アジア、ラテンアメリカ、インド、中国の銀行口座、クレジットカードを持たない人向けの金融解はステラーがビットコイン同様に頑張ると推測してます。
国際送金は暗号通貨の優位性明らかなので、競争激しい分野です。今後、サービスが進化する事が確実です。
以上