6Feb
コアなビットコイナーの間では、スマートコントラクトが度々話題となってきた。ビットコインで決済可能ナウなので、条件文の様な単純な契約は、ブロックチェーンに入れると改竄不可能で執行まで自動化されるため、ビットコイン(とブロックチェーン)の延長にスマートコントラクトを運用するのは自然な流れである。
スマートコントラクトの概念自体は1997年にNick Szaboがペーパーを書いている。その実現性が見えてきたので、様々な才能が開発に参入中である。
様々な書類を読むと、サトシナカモトのオリジナル案は、現在のEthereumの様に、多様な可能性を持つブロックチェーンを構想していた(Charles Hoskinsonがそう言ったと、Eris Industriesが言っていた)が、リスクを減らして、単純なビットコインに留めたとの説。
Ethereumは、ブロックチェーンの可能性を高めた汎用仮想マシーンプラットフォームと理解している。スマートコントラクトはEthereumのキラーアプリの一つである。
ここまでが、2014年の夏頃までの状況だったが、それから競争と協調が始まる。
リップルラボが、Codiusを発表。
Counterpartyもスマートコントラクトを運用可能。ただし、後でEthereumとの互換性を発表。
また、ビットコインの仕様を多少変更させる事で、Reality Keys(事実の認証局)を使うとスマートコントラクトを運用可能。
マルチシグで更に運用性が向上(順番は多少前後するかも)。
Reality Keysは日本発のサービスなので、是非、これを使う事で、スマートコントラクトエコシステムに参入してくださいと言いたくて、上記を書きました。
日本人では志茂さんがCodiusについて書いてます。http://qiita.com/hshimo/items/a330db47f006ff3a231a
zonoさんがReality Keysをトライしてます。http://www.yzono.com/entry/2015/02/02/000000
参考資料
Primaveraの概論。http://www.wired.com/2014/03/decentralized-applications-built-bitcoin-great-except-whos-responsible-outcomes/
Primaveraの概論と議論。https://www.youtube.com/watch?v=slhuidzccpI
Codiusのかっこいい説明。https://letstalkbitcoin.com/blog/post/beyond-bitcoin-20-codius
Codiusのかっこいい説明。https://www.youtube.com/watch?v=SiBRjc2VQg8#t=47m