13Sep
Rippleについて、説明します。
Rippleは、2013年12月時点で時価総額が1,000億円を超えてましたが、現在(9/13/2014)は136億円程度です。http://www.nanatora.com/ripple.html
暴落した理由は、創業者が大量に手放したか、手放すという噂があったから。現在、136億円相当の時価総額あるのは、決済ネットワークとして便利だから、また投機対象でもあるからと理解してます。
ビットコインがわかりやすい通貨的な機能であるのに対して、Rippleは取引を仲介するトークンです。ただし、仲介機能的トークンでありながら、BTC, USD, Euro等と交換されているので、通貨として使う事も可能です。
日本で初めてのRippleLab公認gatewayは、リップルトレードジャパンです。http://rippletrade.jp/
二つ目の公認gatewayが、一般社団法人東京JPY発行所。http://tokyojpy.com/
RippleLab公認のgatewayは以下です。https://support.ripplelabs.com/hc/en-us/articles/202847686-Gateway-Information
手順として、まずRipple財布(https://ripple.com/client/)で無償アカウントを取得して、上記gatewayを登録します。
そして、受取側のrippleアドレスを指定すると、受取側の登録gateway次第で、
送り手 JPY → 受け手 Euro
送り手 JPY → 受け手 USD
送り手 XRP → 受け手 BTC
送り手 BTC → 受け手 USD
送り手 BTC → 受け手 JPY 等が実行出来ます。背後で各gatewayでの両替が行われます。言い換えると、交換可能な経路が全て表示されるため、適当なgatewayを選ぶ事が出来ます。
例えば、私が友人に10,000JPYを送る場合、各gatewayから、XRP, BTC, JPY, USD, Euro等の10,000JPY相当額が表示されて支払い方法を選択可能です。友人は10,000JPYを受取後、1万円として、銀行口座から引き出せます。http://tokyojpy.com/content_fees.php
ただし、注意すべきは、リップルトレードジャパンで使えるJPYは、東京JPY発行所では使えず、逆も然りという事です。つまり、JPYは固有gatewayに依存して、gatewayを超えられません。(XRPとBTCはgatewayを超えられそうですが、確認出来ていません。)
本日初めて実験に成功しましたが、グローバル決済ネットワークとして、非常に便利です。リスクはgatewayの健全性と、gateway内での流動性です。
もし、Rippleが大成功して流動性高まると、Bitcoin自体が不要に成り得ますが、現在はBitcoinも有力通貨の一つとして、Rippleとwin-winに見えます。なお、Rippleの競合は、Stellar, Ethereum, BitSharesX, Counterparty辺りだろうと推測してます。
以上
PS 以下、7/9/2014に実施したRipple勉強会の音声です。http://youtu.be/nbhM6wDq7HA
追記 9/18/2014 その後、実験を続けたところ、東京JPY発行所の1JPYを送って、リップルトレードジャパンの1JPYとして届く事が判明しまして、上記記述は誤りでした。もしJPYを乱発するgatewayあった場合、JPYの価値を担保出来ません。gatewayが、どの様にJPY, USD, Euro等の価値を担保するのか継続調査中です。