Let’s Talk Bitcoinから概観するビットコイン2.0

サトシナカモト論文をTCP/IPとすると、ビットコインは電子メール（SMTP）、ビットコイン2.0はウェブと言われてます。2.0的なプレイヤーは、Mastercoin、BitShares、Counterparty、MaidSafe、Storj、Stellar、Ethereum等々。続々と増えつつあります。インターネットの進化に例えると、Mosaicに似ていて、まだ大衆的な人気に至っていない。Netscape 2.0の様な大ヒットアプリケーションを目指した混沌状況が現在です。

1980年後半〜現在に至るまで、インターネットが実現したのは情報流通コストの劇的な低減です。2009年以降、ビットコインが実現しつつあるのは価値流通コストの劇的な低減です。最初のアプリケーションは単純明快なデジタルトークンとしてのBitcoinでしたが、今後各国の法定通貨や金銀ダイアモンド石油等を裏付けにしたトークンがインターネット上を流通するでしょう。M2M、IoTも法定通貨の裏付けを伴うデジタルトークンがインターネット上を移動度高く流通すると応用範囲が広がります。

ビットコイン2.0を理解するのは大変ですが、Let’s Talk Bitcoinは2.0開発者との対話が多く、理解を進める事が出来ます。繰り返しになりますが、ブロックチェーンとPoWで、インターネット上の価値の移動度が増えた。最初のアプリケーションがビットコインだったが、ビットコイン以外に、多様な価値を流通させようというのがビットコイン2.0。記憶容量、計算機パワー、WiFi等の時間売買が可能になりそうです。

以下、娯楽として、楽しんでください。

8/19　#137

Erisの開発者で弁護士（ロンドン在住のリバタリアン）によるDAO by Douglas。スイス当局はbitcoinに好意的との事。

http://letstalkbitcoin.com/blog/post/lets-talk-bitcoin-137-eye-of-the-beholder

8/12　#135

Storjの説明。カバレッジ的に、Storj < MaidSafe < Ethereum。Storjはデータ保存に特化。MaidSafeはWiFi, Processorを共有可能。Ethereumは幅広い。

http://letstalkbitcoin.com/blog/post/lets-talk-bitcoin-135-distributed-storj

7/22　#129

BitSharesX。開発者のDanielは金融システムを根本的に置き換えようとしていて野心的です。Ethereumと協業体制に入ったのも魅力です。共通ゴールがビットコイン技術の応用です。

http://letstalkbitcoin.com/blog/post/lets-talk-bitcoin-129-dogeparty-and-delegated-proof-of-stake

7/1　#123

マイアミから半年後、マスターコインを概観。Counterpartyにリプレースされたという印象。Counterparty時価総額4.8億円、Mastercoinは2.8億円（8/22時点）。

http://letstalkbitcoin.com/blog/post/lets-talk-bitcoin-123-mastercoin-1-year-later-with-ron-gross

6/24　#121

Swarmの説明。Counterpartyは配当金を払える仕組みあり、それを利用。Crowd SalesをやりたいプロジェクトはCounterpartyを直接利用する事が可能だが、SwarmはUI, UXに工夫がある。

https://www.youtube.com/watch?v=6dDjVXZKkaA#t=37m20s

6/14　Anarchast

https://www.youtube.com/watch?v=8Q1iJQz80aU

5/24　#112

ビットコインはまだ大衆化に成功してないにも関わらず、多数の開発者がビットコイン2.0という新たな荒野を開発している。2.0を幅広く議論してます。つまり、インターネット1.0に例えると、モザイクからネットスケープ2.0への跳躍を目指しているのが現在という説明。LTBコインは、読者からコンテンツ作成者へ直接支払う事で、HuffPostモデルのリプレースを狙う。

http://letstalkbitcoin.com/blog/post/ltb-112-metacoin-microcosm

5/13　#109

カウンターパーティ。ビットコインのインフラを利用。分散型取引所の提案等。Ripple的な機能をやれそう。優秀な開発者。2013年11月の上院公聴会はビットコインだけの議論だったが、本質は価値や多くのトークンが自由度高く移動する事。カウンターパーティはオープンなプラットフォームで、開発者自身の理解と予想を超えるトークンの交換がゴール。Rippleの競合か？

https://www.youtube.com/watch?v=rS6NQib5ohQ

4/23　#103

MaidSafeの説明。カンファレンス＠マンハッタン後の雑談等。

http://letstalkbitcoin.com/ltb103-seek-and-find/

4/8　#99

Sidechainの説明。

http://letstalkbitcoin.com/e99-sidechain-innovation/

2/14　#84

カンファレンス＠マイアミ直後のEthereum。

http://letstalkbitcoin.com/e84-ethereum/

1/21　#77

Adam Backインタビュー。プライバシーを確保するため暗号は重要。