5Aug
ビットコイン、ライトコイン、ドッジコイン、モナコイン等は、コインですが、Ripple、Stellar、Ethereum等はトークンです。つまり、Ripple、Stellar、Ethereumという機能を使うために使用するトークンで、通貨とは性格が異なります。
RippleとEthereumに関して(理解が速い)野口先生の記事
http://diamond.jp/articles/-/51115
Rippleについて、デジマネ協会で以下の動画の様に議論しましたが、腹落ちしてない事が、伝わると思います。https://www.youtube.com/watch?v=nbhM6wDq7HA
Ripple側のBitcoinへの批判は、Bitcoinのマイニング(プルーフオブワーク)は、電力と計算機パワーの無駄遣いというモノ。一方で、Rippleは運営側が全てのXRPを発行済で、無駄なプルーフオブワークは発生しないが、運営側が全てのコインを保有する点が批判されてます。同時にEthereumならば15行で実行可能とも。https://www.youtube.com/watch?v=uwAXWnpCqjM#t=13m10s
Rippleの魅力は、暗号通貨のみでなく、法定通貨、金、銀、マイル、ポイント等を扱える事。取引が高速な事。ただし、オンライン取引が一瞬で実施されても、例えばビットコインを送って、円を引き出す場合、オンラインのアカウントはJPY化されたが、実際の円として引き出すには数日掛かるとの事。また、Rippleはオープンソースですが、運営側が大部分のRippleを保有するため、開発者側の金銭的な動機が弱い様に思われます。
以下の動画ですが、Rippleの失敗を反省して、Stellarが立上がった様な議論をしてます。オープンソースプロジェクトは詰まるところ、どれだけ優秀な開発者を惹き付けてサービスまたはプロダクトを完成させるか、メンテナンスを継続するか、そしてユーザーを惹き付けるか、です。https://www.youtube.com/watch?v=7UEjxH7C95o#t=35m6s
StellarはアドバイザーにJoi Itoがいます。ドリームチームの様です。https://www.stellar.org/about/
ただし、日本にはRippleを強く支持する開発者層ありまして、日本人が窮地のRippleを救う可能性も感じます。
Ripple Gatewayを運用するか、利用すると、Rippleの利便性を実感出来ると思いますが、そこに至るまでのハードルが高いと感じてます。https://ripple.com/guide-to-ripple-gateways/
さて、Ethereumですが、福岡の栗元氏が熱心に勉強されてます。彼の熱意は先端技術により世界を自由にしたいからだろうと、推測してます。http://kurinkurin12.hatenablog.com/entry/2014/08/02/195133
私見ですが、Rippleが終わりつつある(?)ので、Ethereum vs Stellarが重要な戦いと思っております。また、この競合でビットコインは更に使われる方向です。ただし、私が参照している上記Andreas達の言論空間を超えて、日本人開発者がRippleを成功させる可能性もあって、だから面白い暗号通貨です。
これらを検証すると、暗号通貨と円天の違いは明らかと思います。
以上
PS 通貨とトークンは違うと書いたのですが、その後、様々な会話からトークンを通貨として使用可能と気付きました。例えば、RippleやEthereumはある機能を使用するためのトークンで通貨ではないのですが、通貨として使用する事も可能です。つまり、トークンが大規模に流通すると通貨として機能します。ちょうど通貨としての金が、伝導性高い金属として、工業用途にも使用される様に。