20Jul
簡単な議事と当日の動画をアップします。
日時:7/19/2014 18-20時
場所:東麻布
出席者:幅広い分野の才能達
2009-2014年、ビットコインのブロックチェーンは最も成功したDistributed Autonomous Organizationである。現在、ブロックチェーンを応用しようとするBitcoin 2.0が世界で盛り上がっている。その様な2.0の活動の中でも最も野心的なプロジェクトがEthereumであり、Ethereumについての調査を進めている。
1.
ビットコインのブロックチェーンを拡張するサイドチェーンと、新たにブロックチェーンを新規で立上げるEthereumのどちらが、良い選択肢だろうか?
ビットコインは、ブロックチェーン構築&運用とPoWの成功例であるが、通貨的な振る舞いに限定されている。ビットコインに費やされている計算機パワーは莫大であり、これを拡張して、応用範囲をコイン以上に拡張しようというのがサイドチェーンである。もし成功すれば、応用範囲が広がり素晴らしいが、ビットコインプロトコルとノードを支えるbitcoindの変更が必要で、大きなリスクである。
一方で、Ethereumは、ビットコインは現在のコインのままに留めて、応用分野をEthereumがプラットフォームとして担うという考え。チューリング完全で、応用範囲は広い。しかし、理想としては素晴らしいが、実動するのか疑念もある。
私の個人的見解は、サイドチェーンではなく、Ethereumを支持したい。理由は投資された才能、情熱、努力、デモ、コミュニティが良質なため。
一方で、現在、日本人で、これらの意思決定に参加出来そうな人物は、サトシナカモトを例外とすると皆無なので、まず、理解を深めながら、コアネットワークへの参加を目指したい。
IRC channel
http://www.reddit.com/r/ethereum/
https://github.com/ethereum/wiki/wiki/Ethereum-Development-Tutorial
上記3つが、Ethereumの歩き方の入口となる。
余談だが、新規ブロックチェーンを目指す野心的な会社としては、Bitsharesがある。
http://www.dacsunlimited.com/index_en.html
2.
ビットコイン2.0の中で、最も影響力ある活動は、何だろうか?
旧いところでは、
Namecoin
Colored Coin
Mastercoin
独立ブロックチェーン系として、
Bitshares
Ethereum
クラウドセールス系として、
MaidSafe
Counterparty
Swarm
Storj
等
3.
コインまたはトークンとしてのEtherの売り出し時期は?
間もなくとの噂あったが、テストネット周辺の進捗から推測すると、
おそらくQ4/2014でしょう。
4.
DOUGとは何か?
プロジェクトダグラスのアプリ。
エセリウムのブロックチェーンのアプリの一つ
実際、テストしてみるのが近道。
5.
What is Web 3.0?
エセリウムのブロックチェーンを利用するという意味で、従来のセントラルサーバー&クライエント的なシステムと異なる非集中型のウェブ。4つのメリットあるらしく要調査。
6.
What is the best way to promote Ethereum from Tokyo?
How to collaborate with the global community?
まずは、テストネット環境をダウンロードして、試す事。テスト環境で遊べる人材を増やす事。
開発者&事業開発者コミュニティの形成
将来的なマイナーの準備
Etherのバイヤーを増やす
ユースケースの準備
コントラクトコンサル会社立上げ
デリバティブ運用会社立上げ
次回の話題
Project Dougras Projects
* Eris
* DOUG
の調査等も。
http://www.meetup.com/Ethereum-Tokyo-Meetup/events/195852672/
以上