8Jan
(Image by Jason Benjamin)
気になってビットコインの統計数字をおってみています。
ビットコインは現在1200万枚が流通していますが、はたしてどのくらいの流動性があるのでしょうか?調べてみるとなかなか驚きの数字です。
ビットコインの取引所の大手3つ(Mt.Gox, Bitstamp, btc-e)の一日のUSD建ての取引の出来高は、11万8000枚ほどです。もちろん出来高なので、売買を繰り返せば膨らみますが、これは、ビットコインの発行高に対して、なんと1%にも達する見込みです。
試しに、東証一部のトヨタ株とくらべてみました。トヨタ株の出来高は、発行済株数に対して0.21%です。
こういう比較が良いのかわからないのですが、日本国債の取引とも比較してみました。そうすると、だいたい比率が0.55%
ビットコインの取引の回転率は、トヨタ株を超えて、日本国債よりあるようです。
なお、金額ベースで言うと、11万8000枚のビットコインは、本日のレート約900ドルとして、111億円。なお、ビットコインの総量は1.1兆になるという。
ちなみにトヨタ株の取引額は一日450億円、日本国債は、4兆円です。さすがに日本国債はべらぼうな額ですね。
ビットコイン(2014/1/8) 24時間 | 単位(1BTC) |
発行枚数 | 12,231,950 |
主要4取引所の出来高合計* | 118,048 |
出来高/発行済 | 0.97% |
in JPY | 111億円 |
トヨタ株(2014/1/08) | 単位(株) |
発行済株数 | 3,447,997,492 |
出来高 | 7,184,100 |
出来高/発行済株数 | 0.21% |
in JPY | 450億円 |
日本国債(2013/11)30日間 | 単位(億円) |
発行残高 | 7,500,000 |
売り(30日) | 1,223,522 |
買い(30日) | 1,253,697 |
推定出来高(1日) | 41,287 |
出来高/発行済 | 0.55% |
まあだからなんだといわれたら、それまでなのですが、なんとなく規模感をつかめてもらえればとおもいまして。
だいたい、ビットコインは、大型の上場会社1つくらいの規模っておもっていただいて問題ないのではないかと思います。発行残高が1兆円を超えたということでニュースになってますが、そうかんがえると、金額的には大したことないかも。
これが、ふけばふっとぶ程度と解釈するのか、それともまだまだ規模が小さく成長余地があると解釈するのかはわかりませんが、そのあたりはご自身でお考えいただければと思います。
日本国債投資家別売買高 http://www.jsda.or.jp/shiryo/toukei/toushika/tkbk/*取引高合計 mt.gox bitstamp btc-e http://bitcoincharts.com/markets/currency/USD.html