22Dec
ビットコインを今すぐ使ってみたい!という方のために、一問一答形式で簡潔にお答えします!
どこでビットコインが入手できるの?
(1)採掘(マイニング)
例えばGUIMinerといったアプリケーションを動作させることで採掘に参加することができます。ASICと呼ばれる採掘専用ハードウェアも販売されています。ただし現在では難易度が上がってしまい、通常の個人PC環境では難しくなっているようです。マイニングプールと呼ばれる共同採掘サイトを利用する人もいます。
(2)所有者から個人取引で入手する
各地で開かれている集会(ミートアップ)で取引したり、トレードサイト経由でトレードできます。当協会も今後、各地でミートアップイベントを主宰する予定です。
・Tokyo Bitcoin Meetup Group 東京で毎週行われているミートアップ。比較的外国人の参加者が多いです。
・LocalBitcoins.com 近くでビットコインを交換する相手を探せるトレードサイト。
(3)オンライン取引所を利用する
大量に売り買いするならこの方法が良いでしょう。
日本在住者が口座を開き、円でビットコインを購入できるオンライン取引所はMt.GOXだけでしたが、ご存じの通り民事再生法申請のため、営業が中断しております。
どこでビットコインが使えるの?
日本国内ではまだ少ないと言わざるを得ません。(参考記事「日本国内でビットコイン支払いができるお店をご紹介!」)
例えば以下のようなサイトですでにビットコインによる支払いが受け付けられています。
またビットコインによる寄付(ドネーション)の受付は徐々に広まってきているようです。
・WordPress.com 記事・ビットコイン での支払いが可能になりました
・WikiLeaks
・Tokyo Codes
・Overstock.com ※米国の通販ストア
財布(ウォレット)って?
ビットコインを貯めて、送金したり支払いを受けたりできる、まさしく財布の機能を果たすアプリケーションです。
ビットコインを使用するには、必ず自分のウォレットが必要になります。
Bitcoin QTのようなPC用アプリケーション型のウォレットや、Blockchain.infoやcoinbaseのようなオンラインサービス型のウォレットがあります。
いずれのウォレットも基本的に無料で使うことができます。
どのウォレットを使うのがおすすめ?
比較的メジャーとされているものをご紹介します。
【PCアプリ型】
ローカル保存されるPCアプリ型のウォレットは、PCの記憶装置が故障したり、盗難に遭うなどしてしまった場合に、ビットコインまで消失してしまうというデメリットがあります。
一方でハッキングやサイト消失といった心配が少ないため、安心だという考えもあります。
・Bitcoin QT(Win、Mac、Linux)
非常にシンプルかつベーシックなウォレット機能が備わっています。
ただ最初に使用する前にネットワークシンクロ作業が必要で、一晩はかかってしまいます。またブロック鎖(全取引履歴のデータベース)をダウンロードする方式のため、ファイル容量が大きくなってしまうのが欠点です。
・MultiBit(Win、Mac、Linux)
Bitcoin QTより軽量・軽快に動きます。複数の財布を管理できるマルチウォレット機能を備えています。
【オンラインサービス型】
自分のPCに保管する場合、故障や盗難があり得ますので、オンラインサービスの利用を考えるのも良いでしょう。
ただしデメリットとして、オンラインサービスサイトにビットコインを文字通り「預けて」しまうため、サイトの運営会社が倒産したり、強盗などに遭ったり、サイトそのものが消失してしまう可能性もあります。
またオンラインサービスの場合、常にハッキング攻撃やパスワード漏洩の心配にも晒されます。
本当に信頼できるサービス運営会社なのか見抜く事が重要になります。
・BlockChain.info
オンラインサービス型ウォレット。軽快な動作とウォレットの暗号化バックアップ機能を備える。スマホアプリを使えば常に同期して使用できる。
・coinbase
ウォレットだけでなく売買や販売店向けの機能も備えた総合的なウォレットサービス。ただし現金でのビットコインの売り買いは米国の銀行口座が必要です。ウォレットとしての利用だけなら日本在住者でも可能です。
使えるスマホアプリは?
やはり財布ですから、スマホで携帯できると便利です。外出中に対面する相手のQRコードをスキャンしてビットコインを送金できます。
現在BlockchainのiPhoneアプリがAppleによってリジェクトされたので、iPhoneで動作するウォレットアプリはなくなったようです。
AndroidではBlockchainの他に、Coinbaseも利用できます。
【Androidアプリ】
・Blockchain(Google Play内)
・Coinbase(Google Play内)
いずれも、スマートフォンからの登録(SignUp)が可能です。承認にはSMSメッセージ機能を用います。
LitecoinとかRippleとか、他の仮想通貨は何ですか?
ビットコイン発表後、色んな人が新仮想通貨を考案し、発表しています。
ビットコインの弱点(取引認証が遅い、マイニング負荷が大きいなど)を補っていたり、違った考えで運営されていたりするそうです。
それぞれビットコインを基軸として、日々交換レートが変動しています。
将来的にはこれらの中からビットコインを凌駕して普及するものが出てくるかもしれません。
リアル店舗やオンラインサイトで支払い方法として導入するにはどうすればいいの?
・BitPay
Wordpress.comでも採用されているビットコイン支払いサービスサイトです。ビットコイン版PayPalみたいなイメージです。
支払いカートやウィジェットをサイトに設置する事で、毎営業日毎に銀行に売上を振り込んでくれるサービスを行っています。
またリアル店舗のレジとして使う事も可能です。
日本在住者でもアカウント登録してサービスを開始できますが、現在日本円での振込には未対応なため、ビットコインのまま、自分のウォレットに毎営業日、売上を転送させる事になります。
・coinbase
こちらでもBitcoinによるウィジェット機能があります。日本国内の銀行との連動は現在のところ未対応です。
取引手数料について
ビットコインでは、送信者側に取引手数料(Transaction fees)がわずかですがかかる事があります。(額はある計算式によって算出され、無料の時もあります)
取引手数料はシステムによって採掘に参加している人に分配されているようです。
一般的に、取引手数料はかかっても円に換算すると数円〜数十円程度と金融機関に比べとても安価ですし、外国の人とも同じ手数料でやりとりできます。
参考・Bitcoin wiki Transaction fees
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